インドの悪しき習慣に切り込んだ…Netflix映画トリバンガ~踊れ艶やかに~(感想)
ネットフリックス公式サイトのトリバンガ~踊れ艶やかに~の作品情報より引用
(C)2021 Tribhanga facile Netflix.All Rights Reserved
母が危篤状態になったことから、家族が集まる。
そこで母が自叙伝を書いていると聞いて、色んな事がフラッシュバックしていく…
その色んな事の中にインドの悪しき風習や社会問題が見え隠れしているんだ。
何処か心をえぐられるような感じもしながら、感動するんだ。
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キャスト
カジョール
タンヴィ・アズミ
ミティラ・パルカー
クナール・ロイ・カプール
ヴァイブハヴ・タトワワーディ
カンワルジート・シン
マナヴ・ゴヒル
シュウェタ・メヘンダレ
あらすじ~
人気女優のもとに、疎遠の母がこん睡状態だという知らせが入る。シングルマザーである彼女は、母とのこじれた関係を思い返し、怒りや後悔の念と向き合う。
ネットフリックス公式サイトの軽い男じゃないのよ作品紹介、解説欄より引用
Tribhanga | Official Trailer | Kajol, Mithila Palkar, Tanvi Azmi, Kunaal Roy Kapur
原題、Tribhanga
上映時間、95分
監督
レヌカ・シャハネ
配給、ネットフリックス
ストーリー…5/10
キャスト…5/10
個人的評価…6/10
一文感想 ↓
倒れた女性とその家族の色んな想い…まぁまぁな映画。
主人公の母(作家)が倒れて危篤状態となってしまう。
そこに駆け付けたのは、子供達と孫。
そして色んな過去の想いを知ることとなるんだ。
ありきたり風なストーリーだが、その中にインドの悪しき風習や社会問題が盛り込まれている。
それは、離婚者の女性側の立場が酷い事と女性が一方的に男性に襲われる事件の多さ。
2つとも色んなインド映画で呼びかけられている事。
その問題に感動系のストーリー…一言で言えば、後悔先に絶たずといったところだろうか。
そんな感動系ストーリーであった。
90分とサクッとみられる尺で上手い具合にまとまっていたぞ。
インドの悪しき習慣を訴えている。
女性が襲われる事の多さと離婚女性がかなり差別されることの悲惨さをこの映画では強く訴えていた。
後悔先に絶たずとはこのことか…
危篤状態になってから、もっと話していれば…と後悔の色がにじみ出ていた。
そんな時この言葉が頭をよぎったね。
色々話し合う事って大事よね。
危篤状態や死んでしまってからでは、話す事も出来ない。
後悔する前に素直になって話したり行動することって大事だなってこの映画を観てシミジミ思った。
インド映画を観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス
映画.com
レビューが溜まり次第更新していきます。
高評価の意見としては…
低評価の意見としては…
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下記詳しい感想 ↓
インドの悪しき習慣を訴えている。
色んなインド映画を観ているとインドの社会問題や風習が分かってくる。
特に多い問題と風習は、3つ。
- 女性が襲われるのがかなり多い。
- 警察が賄賂を貰っているのが当たり前。
- 離婚した女性は、かなり軽蔑される。
女性が襲われる社会問題として取り上げている映画は、たくさんあって、ネトフリ配給映画の中にもあるんだ。
Netflix映画Guilty不実の代償やNetflix映画ソニ/SONIだ。
ソニに至っては、女性の立場が弱い事も強く訴えている。
警察の賄賂問題もかなり深刻で、3人から4人に一人は賄賂を貰っている程酷いらしい。
その事を題材としているのが、Netflix映画クラス'83という映画だ。
賄賂ばかり貰っているインドの警察社会をなんとしようとするんだ。
色んな映画でも取り扱っているが、インドで離婚したら、かなり酷いことになる。
イメージとして、刑務所から出所レベルで差別的な目に会う。
特に男尊女卑がまだ根強く残っているせいで、女性側はかなりキツイんだ。
で、この中で1と2の女性が襲われる事がかなり多いことと離婚後の女性側の立場についてをこの映画では、訴えている。
特にその悲惨さについて。
1の女性が男性に襲われる事は、説明しないでもかなり辛い経験だし、犯罪。
2つ目の事を詳しく話すと、先生も加わってイジメてくるレベル。
大人の目線も冷ややかだったりするので、相当辛いんだ。
そういったインドの悪しき風習と社会問題について深く訴えている映画。
インドについて触れられる良い映画だ。
後悔先に絶たずとはこのことか…
倒れて危篤状態が続く母が自叙伝を執筆中ということで、それを通して母の色んな想いを知る。
子である主人公は、母とは険悪で色んな問題を抱えていた。
そのことについて、どういった想いなのか知り、主人公が何処か後悔してしまう。
どんなに仲が悪くとも話し合う事の重大さを感じたよ。
ネトフリ配給インド映画としてはとても出来ていたインド映画だと思う。
インド映画って何処かぶっ飛んでいる映画が多いんだ。
そんな中、ドラマ映画の感動路線を真面目に行っているこの映画…特にストーリー的に違和感を感じる所もなく、純粋に楽しめた。
その感動路線の中にインドの差別的な部分や社会問題も入れてきている。
90分と尺が短いのに良い感じでまとめられていたね。
色々話し合う事って大事よね。
この映画観てシミジミ思った事がある。
それは、話し合う事。
映画内では主人公と母の口論するシーンばかりで、話し合うって事が一切ないんだよね。
一時の感情が爆発して、母と一瞬で疎遠になってしまう。
まぁ、事が事なだけにブちぎれちゃうのもしょうがない気がする。
でも…やっぱりその後思い切って話しあうのってとっても重要だなって感じたよ。
こう倒れて危篤状態になってしまったら、話し合う事なんて一切できないからね。
そんなことをシミジミ思った菊飛でした。